現代・起亜自動車、円安の影響で世界5位も危うく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.06 14:36
「最終的に図体の大きな5、6企業だけが生き残る」。自動車業界では2000年序盤からこうした“グローバル寡占化論”が固まりつつある。当時でも世界7~8位圏内にいた現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車は急成長し、ウソのように世界第5位を奪取した。しかし円安が世界自動車市場を揺さぶる中、マジノ線である5位の牙城を守ることも難しくなってきた。中国の追い上げも侮れない。
この1月の米国市場では前年同期よりトヨタが27%、ホンダは13%販売台数を伸ばした。2月もトヨタの販売量は4.3%増加した。米国だけではない。 トヨタ・ホンダ・日産など“日本ビッグ3”は今年1月の中国市場でそれぞれ20%以上販売量を伸ばした。こうした追い上げは、現代・起亜自動車の今後の競争力に影響を及ぼしかねないという懸念がふくらんでいる。 日本は円安で分厚くなった財布をもとにエコカーの開発を急速に進めている。日本政府は年内にエコカー補助金制度を改正してエコカー価格の10%程度を補助する方針だ。日本政府は新車販売量のうちのエコカー比重を2020年までに20%以上に引き上げる目標も立てている。現代自動車の関係者は「円安などで収益性が悪化すれば、研究開発費が減少して今後の成長動力が損なわれる可能性もある」と憂慮した。