【取材日記】福島に春を呼ぶ若い力=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.05 17:52
東日本大震災から2年を迎えようとしている先月27~28日に訪れた福島は、放射能との闘いに疲れ果てていた。福島市赤十字病院1階の放射能検査室前に列をつくっていた人々、2.7坪の仮設住宅で孤独でつらい生活を続けている南相馬市牛越団地のおばあさんたちの顔には、深い憂いが刻み込まれていた。2年という歳月が、彼らにとっては20年よりもさらに長かったようだった。原発事故がこの人たちに背負わせた石は、とても大きくて重かった。
郡山市で会った34歳の農家の跡継ぎ、藤田浩志さん。彼にとっても2年前の原発事故は青天の霹靂だった。