<WBC>危機の韓国代表、“逆転”なるか
ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2013.03.03 18:14
まだ終りではない。韓国の野球代表チームは過去にも初盤の不振を乗り越えてきた経験が幾度もある。2000年のシドニー五輪(オリンピック)と2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)大会が代表的な例だ。
13年前、シドニー五輪に出場した代表チームは、フルリーグで行われた予選初戦でイタリアを10-2で退け、気持ちの良いスタートを切った。しかし開催国オーストラリアに敗北した。先発の鄭ミン台(チョン・ミンテ)が2回でマウンドを去り、具台ソン(ク・デソン)とソン・ジヌ、林昌勇(イム・チャンヨン)を切れ目なく投入したが3-5の逆転負けを喫した。韓国はその後、キューバと米国にも相次いで負け、1勝3敗で予選敗退の危機に直面した。その上、代表選手がカジノへ行ったという事実が伝えられ、代表チームはまさに四面楚歌の状況になった。
しかし逆転劇が起きた。その足がかりを作ってくれた相手は今回のWBC初戦で韓国に危機に陥れたオランダだった。韓国は朴石鎮(パク・ソクジン)の8イニング無失点投球でオランダを2-0に抑えた。続いて日本と南アフリカ共和国を連破して4勝3敗を記録し、4位として準決勝に勝ち進むという奇跡を演出した。韓国は3位決定戦で再び対戦した日本に3-1で勝利し、銅メダルをつかみ取った。