「陪審員のミス」…サムスン、アップルへの賠償額半減
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.03 10:44
2011年4月から2年近く続いてきたサムスン電子とアップルによる米国内での特許訴訟1審判決が1日に締めくくられた。米カリフォルニア州北部地方裁判所のルーシー・コー判事はこの日、1審最終判決を通じ「1次評決で陪審員団が算定した10億5000万ドルの賠償金のうち43%に当たる4億5051万ドルを削減する」と判決した。これは陪審員団がサムスン電子のスマートフォンとタブレットPC14種に対する特許侵害賠償額を算定する過程で法理上のミスを犯したと判断したためと解説される。
これでサムスン電子がアップルに支払わなければならない賠償額は削減分を除いた5億9949万ドルに減った。賠償額の相当部分が減少したが依然として特許訴訟では過去最大規模のうちのひとつだ。アップルはすぐにサムスンから賠償金を受け取れるのではない。サムスンとアップルとも1審判決に従わず控訴する可能性が大きいからだ。控訴審を経て損害賠償額はさらに減るかもしれず、むしろ増えるかもしれない。アップルは当初27億ドルを賠償金として要求した。