朴槿恵大統領「北、一日も早く核を放棄すべき」…外交安保政策が強硬化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.26 14:53
朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領は25日の就任演説で、「確実な抑止力を土台に南北間に信頼を築く」と明らかにした。 原稿用紙27枚分の就任演説のうち4枚を外交安保分野に割いた朴大統領は、北核放棄要求と国防力強化の意志を繰り返し強調した。 「一日も早く核を放棄し、共同発展の道に出てこなければならない。 これ以上、核とミサイルの開発に貴重な資源を消耗し、全世界に背を向けて自ら孤立を招くべきではない」とも要求した。
朴大統領が「抑止力(deterrence)」という言葉を使ったのは、確固たる国防態勢の確立を強調したものと解釈される。 北朝鮮の長距離ロケット(「銀河3号」)と3度目の核実験のため、朴大統領が最近、対北朝鮮強硬気流に変わったというのが周囲の話だ。
朴大統領が言及した「抑止力」は、北朝鮮の核を認めず、挑発を防ぐために、国防力を大幅に強化するという意味と読み取ることができる。 「抑止力」は北朝鮮が核開発を名分に使用してきた言葉だ。 しかし朴大統領は抑止力(核)を抑止するために国防力を強化することを示唆した。 「力には力」で対抗するという朴大統領の断固たる意志ということだ。 国防部の当局者は「国防予算の投入で国防力を強化し、挑発に対する予防能力を拡大するという意志」と解釈した。