【時視各角】「竹島の日」に飛ぶ“渡り鳥”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.26 13:36
お互い話が全く通じない。韓国と日本、隣国でありながらも、火星人、金星人はあっちに行けという感じだ。「竹島(独島の日本名)の日」(22日)の行事に対する両国の認識は接点を見いだせずにいる。日本は配慮だと主張し、韓国は挑発として受け止める。
まず、日本側の論理を見よう。もともと島根県の行事を政府レベルに格上げするというのが自民党の公約だった。しかしこれを先送りする代わりに、一人の政務官を行事に派遣した。政務官は職級上、副大臣と事務次官の間だ。大臣の業務の一部を補助するが、大臣の代行権はない。
今回、政府代表として参加した島尻安伊子内閣府政務官は沖縄・那覇市の民主党市会議員出身だ。夫も民主党地方組織の幹部だった。しかし夫が公認を受けられず、05年に夫婦同伴で離党した。“渡り鳥”ということだ。その後、夫人だけが自民党に入党し、参院選挙で当選した。所属派閥は額賀派で、森派の安部晋三首相とは違う。日本政界での比重は小さい。こうした人物を派遣して低空飛行したため、韓国に配慮したというのが日本の認識であるようだ。