【社説】拍手が聞こえない朴槿恵の人選
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.19 17:55
新政権発足を1週間後に控え、朴槿恵(パク・クネ)次期大統領が人選の3分の2を終えた。 今週初めに組閣を終え、昨日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)秘書室長と国政企画・広報・民政首席を指名した。 主要人選では、首席6席と監査院長、そして国家情報院長など権力機関長だけを残している。 速度を上げたのは幸いだ。
これまで抜てきされた人物を見ると、朴次期大統領は安定感と専門性を重視したと評価できる。 内閣の場合、鄭ホン原(チョン・ホンウォン)次期国務総理を含め、18人のうち12人が官僚出身だ。 青瓦台も6人の内定者のうち5人が官僚または軍出身だ。 通常、任期初めは非官僚出身者を抜てきして改革アジェンダを推進し、任期の後半になるほど官僚の登用率を高め、国政の安定感を図った歴代大統領とは異なる接近法だ。 朴次期大統領が昨日、「就任6カ月以内に公約をすべてするという覚悟で取り組まなければいけない」と強調したように、新政権の適応期を最小限に減らすという意味と考えられる。 しかし国民に与えるそのほかのメッセージは弱かった。 朴次期大統領のその間の発言とも距離感があった。 このため感動も少なかった。