【社説】新しい経済チームが必ず管理すべきこと=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.18 10:49
朴槿恵(パク・クネ)次期大統領の経済チームの輪郭が固まった。指令塔の経済副総理兼財政部長官候補には玄オ錫(ヒョン・オソク)韓国開発研究院(KDI)院長が決まった。玄候補は「成長優先論者」だ。最近のインタビューでも「経済民主化より経済先進化が優先」と話している。今回、「成長優先、経済民主化後退」と受け入れられている理由だ。大統領職引き継ぎ委員会の構成からこうした流れは予想されてきた。セヌリ党の経済民主化の象徴である金鐘仁(キム・ジョンイン)元国民幸福推進委員長の姿は見えなかった。業務引き継ぎ委員会の主要経済政策発表のうち「経済民主化」への言及もほとんどなかった。
新政権の最初の経済チームが「成長重視型」で構成されるのは望ましい。今年も世界経済は厳しいと予想される。韓国経済も昨年に続き2%台の低成長が見込まれている。成長動力が落ちれば、雇用創出や福祉財源の確保も難しくなる。現代経済研究院は昨日、韓国の潜在成長率が1-2%台にとどまれば、2032年まで国民所得4万ドル達成は難しいと予想した。4万ドルへの到達が遅れ、事実上、先進国入りが難しくなるということだ。こうした見方が強まっているだけに、新政権も成長を軽視できなくなった。