【噴水台】スカートだと仕事ができないという偏見
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.17 12:05
休む時はいつもスカートを着る。ズボン姿の休息は想像することもできない。それで家ではいつもスカート姿だ。しかしそこまでだ。家を出る時はいつも戦闘服を着るかのようにズボンをはく。新聞社に入ってからずっとそうした。
そんな2年前、ある賞を受賞することになったが、新聞に載ったため周りに知られることになった。ある先輩が記事を見たとして私に出てこいと言った。先輩はスカートスーツを数着選んでおり、あれこれ着てみろといった。それからそのうちの1着を選んでそれを来て授賞式に行けというのだ。記事を見た瞬間、「この子は授賞式に何を着て行こうとするか心配になった」と話した。
その時私はむしろぶつぶつ言った。「なんでスカートを着るのか」と。先輩は聞こえないふりをした。それから尋ねた。「靴はあるか?」。ズボンばかり着ていた私にスカートスーツに合う靴があるわけがなかった。結局先輩が「若い気分で買ったが履けずにいる靴がある」としてつま先とかかとのとがった靴を探してくれた。服に靴まで履かせて、中には何を合わせストッキングは何を履けといちいちコーチしていたこの感傷的な先輩はこみあげたように話した。「このようにもう少し着飾って過ごしなさい。お母さんが生きておられたら…。スカートも着られないとは…」。