ロンドン五輪の銅メダルを取り戻した朴鍾佑（パク・ジョンウ）に笑いが戻った。

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）執行委員会の決定により銅メダルを受け取ることになった朴鍾佑が１３日帰国した。朴鍾佑は昨年８月にロンドン五輪男子サッカー３位決定戦で日本に勝った直後に「独島（ドクト、日本名・竹島）は韓国の領土」と書かれた紙を掲げて見せ銅メダル受賞が保留された。

朴鍾佑は「６カ月という時間に自ら発展したし良い経験になった。一生忘れることができないだろう」と所感を伝えた。授賞台に立つことができなかった時に最も心が痛かったという朴鍾佑は「五輪代表のチームメートにもお祝いのメッセージをたくさんもらった」とし、満足感を隠しきれなかった。

懲戒委員会に朴鍾佑と同席したジェフリー・ジョーンズ国際弁護士は聴聞会当時の状況を伝えた。彼は「ＩＯＣ懲戒委員会は予想より準備をたくさんしてきた。特に懲戒委員が最初は『ハングルをわかれば当然（内容を）知ってパフォーマンスをしなかったか』として朴鍾佑の意見を信じなかった。それでも意図的な政治的行動ではなかったという点を事実そのまま強調した。幸い準備した質問が聴聞会ですべて出され、完全に準備した朴鍾佑が誠実に対処し良い結果が出た」と明らかにした。

銅メダルを取り戻した朴鍾佑は、「ＩＯＣに行く前に家の飾り棚のまん中に五輪メダルを置く場所を空けておいた。必ずその場所にメダルを置きたい」と話した。一方、大韓体育会の朴容晟（パク・ヨンソン）会長はＩＯＣから朴鍾佑の銅メダルを受領し１４日午後に帰国する予定だ。銅メダルは別途の授賞式を行わず朴鍾佑に渡される。