「お金を大量に刷る日米、資産バブルなど副作用の恐れも」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.12 08:51
ドイツの中央銀行ブンデスバンク(ドイツ連邦銀行)は欧州中央銀行(ECB)の筆頭株主だ。欧州財政危機後に量的緩和よりも財政緊縮を要求している。ベルトを引き締めて負債を返済せよとの話だ。シェークスピアの戯曲『ベニスの商人』に出てくる非情な投機屋であるシャイロックに見えるほどだ。こうしたブンデスバンク首脳部の考えを知るとECBの今年の通貨政策をうかがうことができる。ブンデスバンクのアンドレアス・ドンブレット執行理事が、世界経済研究院が8日にソウルで主催したカンファレンスで演説した。ドンブレット理事はブンデスバンクの執行理事6人のうちの1人だ。
ドンブレット理事は「お金で信頼を得ることはできない。ただ時間を稼ぐだけ」とし、「(ユーロ圏が救済金融などで稼いだ)時間を賢明に使い危機の根本的な原因を解決しなければならない」と強調した。