<海底資源の獲得戦争>後発の韓国、鉱区5カ所の探査権を確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.07 17:02
天然資源が不足し、“産業のコメ”と呼ばれる銅・ニッケルなど主要金属資源の大半を輸入している韓国は、深海資源の開発に積極的に取り組んでいる。 深海資源の開発はその潜在力のため、韓国政府が国家技術開発事業として重点的に推進する分野だ。
韓国は1994年8月、国連海洋法協約に基づき、ハワイ東側太平洋公海の深海底マンガン団塊開発鉱区(15万平方キロメートル)を国際海底機構(ISA)に登録し、世界で7番目のマンガン団塊鉱区保有国となった。 その後、探査を進め、韓国の面積の4分の3に相当する7万5000平方キロメートルの独占開発権を確保した。 この地域内のマンガン団塊埋蔵量は5億6000万トン。 年300万トン規模で採鉱する場合、100年以上開発が可能だ。
韓国政府は08年4月、南西太平洋トンガの排他的経済海域(EEZ)内で、2万4000平方キロメートルの海底熱水鉱床に対する独占探査権を獲得した。 政府と大宇造船海洋・サムスン重工業・SKネットワークス・LSニッコー銅製錬・ポスコが共同設立した海底熱水鉱床開発事業団は09-12年、270億ウォン(約23億円)を投資し、この地域の資源埋蔵量と経済性を評価した。 2011年にはフィジーのEEZで海底熱水鉱床独占探査権を確保した。