<レーダー照射>尖閣上空で日米中が一触即発の状況
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.07 09:10
先月19日午前、東中国海(東シナ海)の尖閣諸島(中国名・釣魚島)北側の上空。米国の早期空中警戒管制機(AWACS)に突然、中国空軍の「殲-10」戦闘機2機が接近してきた。殲-10は中国が自主開発した最新鋭全天候超音速戦闘機。戦闘機2機には武器が搭載されていた。南京軍区空軍部隊所属のこの戦闘機は、上海外郭地域の空港からスクランブル(他国航空機の領空侵犯などによる緊急発進)したのだ。
AWACSは非常事態となった。AWACSは地上9000メートル上空から、胴体に装着された9メートルの円盤レーダーで地上400キロの地域を監視できる「空を飛ぶ管制塔」だ。23人の乗務員が搭乗する。東中国海上空にAWACSが配置されたのはわずか9日前。この地域で中国戦闘機の監視を強化するためだった。