【社説】第2ロッテワールド、安全施工に問題はないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.05 13:17
ソウル・蚕室(チャムシル)に建てられている123階建ての第2ロッテワールドの建設現場で、メガ柱の亀裂に対する適切な措置が取られないまま工事が進められているという疑惑が提起された。メガ柱はこの建物の荷重を支える骨組みで、一般の柱の10倍以上大きい最も重要な構造物だ。第2ロッテワールドは韓国の歴史上最高層の建築物で、多くの関心を集めているという点から安全に対する疑惑提起は軽いことではない。
疑惑の内容はこうだ。10月ごろにメガ柱で亀裂が発生したのを監理会社が発見し、「精密診断を要する深刻な亀裂」という意見を提示したが、その後も工事は進められ、12月に外部業者に安全診断を任せ肉眼検査で終えた上で依然として工事中というものだ。専門家らは建物工事中のコンクリートクラックは数十種類の原因で現れ、安全に異常がないクラックも多いと説明する。しかし建物全体の荷重を支えるメガ柱のクラックは軽く見てはならないという立場だ。