韓国企業は円安の刀に切られるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.05 10:10
安倍晋三首相が振り回す「円安の刀」は普通でない。ソウル・汝矣島(ヨイド)の証券街では世界市場で日本企業と競合する韓国大企業の業績見通しを大挙引き下げた。日本への輸出が多い中小企業は「事実上すでに営業赤字」と騒ぎ、一部企業は円安の余波まで重なり生産縮小にまで追いやられた。
京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)の電子部品会社は数カ月続いた為替差損で泣き顔だ。売り上げの半分を日本への輸出に依存するこの会社は代金を円で受け取っているが、最近円が急落しているためだ。同社関係者は、「為替差損の規模が売り上げの10%に達する。輸出契約を1年以上の長期で結んだ状態のため当分影響は避けられない境遇だ」と話した。日本に電子部品を輸出する光州(クァンジュ)の企業はこの1カ月で円がウォンに対し15%ほど安くなり単価引き上げを深刻に考慮している。同社関係者は「事実上営業赤字状態だ」と話した。