<平昌スペシャルオリンピックス>韓国選手、ショートトラックで成績が“良すぎて”失格
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.04 10:50
1日、江陵室内スケートリンクで行われた平昌(ピョンチャン)冬季スペシャルオリンピックスのショートトラック女子500メートルディビジョン4の決勝。韓国のキム・ヨンウ(12)は1分28秒62をマークし、真っ先に決勝ラインを通過した。2番目のオーストリア選手より9秒も速かった。しかし最終結果は「失格」だった。最終結果にはキム・ヨンウの名前の後ろに「DQ(失格)-HE」という文字が表示された。HEは「正直な努力(Honest Effort)」の略字。
スペシャルオリンピックスでは予選競技に脱落者はいない。その代わり予選の記録に基づき、似たレベルの選手が集まってディビジョン別に決勝戦を行う。予選の名称もディビジョンを決めるという意味で「ディビジョニング」だ。しかし決勝で勝つために予選で普段の実力を発揮しない選手が時々出てくる。このためディビジョニングの記録より決勝の記録が10%以上良い選手は、いわゆる「正直な努力」をしていないと見なされ、失格となる。