【社説】「羅老」打ち上げ成功を宇宙技術自立の契機に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.31 11:31
ついに夢がかなった。宇宙に向けた私たちの長い間の希望が2転3起で結実した。韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老」が30日午後4時、全羅南道高興郡外羅老島の羅老宇宙センターから青空に向かって飛翔した。息をのんで打ち上げ場面を見守った国民は、「羅老」が搭載科学衛星を宇宙軌道に乗せたという報道に歓呼した。これを受け、韓国は自国の発射場から、自国の発射体で、自国の人工衛星を軌道に乗せた国をいう「宇宙クラブ」の会員国になった。
これは、09年と10年の打ち上げ失敗、その後2度の打ち上げ延期という苦難の末に実現したという点で、よりいっそう貴重なものだ。それまでの失敗は宇宙開発過程の一部であり、成功に進むための授業料だったにすぎない。宇宙強国に比べて技術・予算・人材ともに不足している韓国科学界が、宇宙クラブ加入を実現したのは、非常に大きな成果だ。失敗の中でも挫折せず、宇宙時代に向けて執念を燃やした科学者と羅老宇宙センターの関係者に拍手を送る。