長いトンネルを抜けると…そこは雪国=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.25 14:38
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トンネルを通り抜けると一面に銀世界が広がる。
今年の冬は大変な大雪だった。朝の日差しに照らされて美しく輝く雪の山、白い山峰がはじけた雪の花ほどロマンチックな冬はないが、雪の花が満開になった雪の山にいざ分け入ろうとすると意欲が沸かない。
そんな気持ちになる中、冬の汽車紀行の中で歴史が長く、根強い人気を誇るコースがある。江原道寧越(カンウォンド・ヨンウォル)~旌善(チョンソン)~太白(テベク)、慶尚北道奉花(キョンサンプクド・ボンファ)~豊基(プンギ)~栄州(ヨンジュ)を経て忠清北道堤川(チュンチョンプクド・ジェチョン)まで内陸奥地をめぐる環状線雪の花列車だ。一日中汽車に乗っていなければならないが、今年の冬のように雪がたくさん降れば、一生忘れられない思い出を作ることができるだろう。自動車では行けない内陸の山間地帯を、列車が縫うようにして走るからだ。鉄道の歴史と石炭開発の歴史が重なる私たちの現代史が残した意外な贈り物と言えるかもしれない。