円安に無防備…月10億ウォン失う韓国企業も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.24 10:26
ボルト・ナットを製造するK社は昨年末から月10億ウォン(約8000万円)の為替差損を出している。同社は輸出が売上高の70%以上を占め、赤字を出してでも海外に納品しなければならない。しかし為替変動保険にも加入していないため、最近大きく動いている国際為替レートに無策だ。同社のキム常務は「海外市場では1-2%以内の納品価格で競争しているが、円安ショックのため対処できない状態」と述べた。
日本に海苔を輸出するゴジェンコリアも同じだ。同社は年間単位で輸出単価契約をしているが、昨年は100円=1370ウォンを基準に納品契約をした。しかし最近、一時100円=1200ウォンを割った。これに伴い、20余日間で約1000万ウォンを失うことになった。単価調整を要請する計画だが、日本の会社が応じるかどうかは不透明だ。同社のチャン・オシク担当は「ここまで円安ウォン高が進むとは思っていなかった」とし「KIKO(ノックイン・ノックアウト、オプション取引)で損をした会社があまりにも多いため、為替変動保険に入っている会社は少ない」と話した。