【コラム】ソニーを超えたサムスン、ネーミングは不利だが・・・
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.22 16:39
10年ほど前までサムスンはソニーの相手にならなかった。 品質、認知度、ブランド価値、時価総額など、ほとんどすべての面でそうだった。 名前もそうだ。 海外でソニー(SONY)は誰もが簡単に発音する半面、サムスン(SAMSUNG)はそうではなかった。 企業や製品のネーミングはマーケティングが重視される世界では非常に重要だ。 だからといって、名前が本質までも支配して動かすことはできない。 ソニーを越えたサムスンがそれを雄弁している。 起亜(KIA)は英語で「作戦中の死亡(Killed In Action)」を意味する。 このため最初に米国に進出する際、悩みが多かった。 しかし今、起亜車は北米大陸で順調に進んでいる。
5年前、李明博(イ・ミョンバク)大統領は産業資源部(産資部)の名前をかっこよく変えた。 知識経済部だ。 知識基盤経済(knowledge-based economy)を構築し、今後ここで雇用を創出するという青写真も提示した。 その部処が以前の名前と似た産業通商資源部に戻るという。 朴槿恵(パク・クネ)議員は今回、さらに立派な名前を持つ部処をつくる方針だ。 新政府組織改編の核心である未来創造科学部だ。 科学技術と放送通信業務に国家研究開発(R&D)事業を総括する予定だ。 今年の予算だけで約17兆ウォン(約1兆4000億円)という。 未来の成長動力産業に選ばれる情報通信技術(ICT)政策もここが担当する。 大統領職引き継ぎ委員会は「科学技術で創造経済を牽引し、新しい成長動力を発掘して雇用を創出する部処」と説明している。 5年前の知識経済部改名当時に聞いた声と変わらない。