ノキア、1年ぶりに赤字脱出したが…ギャラクシーS3へのキラー製品は不足
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.14 11:51
フィンランドの携帯電話メーカーのノキアが1年ぶりに赤字を脱し再起の足がかりを用意した。骨を削る構造調整と2年余りにわたり続けてきた製品革新の結果だ。これを主導したのはマイクロソフト出身のスティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)だ。
フィナンシャルタイムズなど外信は10日、エロップ氏が「昨年第4四半期にスマートフォン『ルミア』の販売量が440万台を記録し、前年同期の290万台から50%増えた。24日に発表する第4四半期の製品・サービス部門の営業利益率は最大2%を記録するだろう」と明らかにしたと伝えた。これはアナリストが予想した最大マイナス10%の利益率を覆す結果だ。製品・サービス部門はノキアの売り上げの半分を占める。昨年第3四半期にマイナス19%の営業利益率を記録しノキア全体の業績を下げた主犯でもある。ブルームバーグの集計によるとノキアは昨年第4四半期に660万台のスマートフォンを販売し約80億4500万ユーロの売り上げと7090万ユーロの営業利益を上げたと推定される。
このようなニュースが伝えられると投資家は歓呼した。10日のニューヨーク市場でノキアの株価は前日より19%急騰の4.45ドルで取り引きを終えた。過去最安値をつけた昨年7月の1.69ドルと比べると2倍以上の上昇だ。