韓国人の短所は「変化アレルギー」、冒険を避ける性向
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2012.12.31 11:45
ダイナミックコリア――。「漢江(ハンガン)の奇跡」「パリパリ(速く速く)」「K-POP」などで代弁される韓国社会の躍動性を表現する言葉だ。だが、韓国人は果たして変化を快く受け入れ楽しむほどの気持ちを持っているだろうか。素手で成功を成し遂げたため、激しい競争で生き残ろうとしたため、「静かな朝の国」の性質を持つ人々が変化強迫症に押されてきたのではないのか。
サムスン経済研究所の研究結果は韓国社会に「変化アレルギー」があると指摘する。この研究に引用されたオランダ文化人類心理学者ヘールト・ホフステード博士の研究結果が興味深い。ある国の文化が企業など組織が追求する価値にどのような影響を及ぼすのかを調べてみるため1967~73年に66カ国に散らばるIBM支社管理者を分析した。2000年に入ってからは70カ国余りに範囲を広げ検証を拡大した。この結果、企業文化の差を招く要因を▽不確実性回避▽権力分配の公平性▽個人主義指向▽自己主張を展開する程度▽長期指向の有無の5種類で分類した。