北朝鮮「ロケット発射時期を調整」…その理由は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.10 08:45
北朝鮮が平安北道東倉里基地で準備してきた長距離ロケットの発射を延期する意向を表した。
朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官は8日、「科学技術衛星『光明星3号』2号機の発射のための準備事業が最終段階にある」とし「その過程で一連の事情が提起され、発射時期を調整する問題を慎重に検討している」と明らかにした。この報道官は具体的にどんな事情かは明らかにしなかった。北朝鮮が1998年8月の「テポドン1号」以来これまで5回の長距離ロケット発射を推進したが、途中で延期の可能性に言及したのは初めて。
委員会は1日、「10日から22日の間に西海(ソヘ、黄海)衛星発射場から南側に発射する」と予告した。その後3段ロケットを発射台に設置して組み立て、燃料を注入しようとする動きが確認された。対北朝鮮情報関係者は9日、「北朝鮮が8日午後まで幕をかぶせて作業を続けるなど、最終準備をしていた」と述べ、延期検討の発表は突然出てきたと説明した。