<韓国古里原発部品偽造>核心部品17個も…最悪の場合は非常用発電機ストップ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.06 10:45
民官合同調査団に摘発された部品は、ほとんどが原子力発電所の安全を脅かすほど重要なものだ。国内試験成績書を偽造して摘発されたのは180品目で、部品数は1555個。うち海水取水ポンプに入る8品目17部品は原発の安全と直結する。これまで摘発された品目をすべて合わせると、計370品目、部品数は1万100個にのぼる。
海水取水用ポンプ内の核心部品であるインペラー・バルブ・ウェアリングも含まれている。このポンプは原子炉以外の原発機器の過熱を防ぐ冷却水の熱を海水を引いて冷ます役割をする。冷却水を海水でまた冷却するということだ。
インペラーはポンプ内にある羽根車で、水を引き込む。バルブはそのポンプの流入口を開閉し、ウェアリングはインペラー周辺の摩耗を防ぎ、密閉する役割もする。このポンプがきちんと作動しなければ、各種計測器など原発内の機器が過熱し、誤作動する可能性が高い。その場合、原発の状況を正しく把握するのが難しくなる。