「北朝鮮と衝突懸念」ツリー点灯めぐって団体と住民が対立=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.26 09:25
昨年金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を受け中断されたクリスマス用ツリーである金浦(キンポ)愛妓峯(エギボン)の照明塔点灯再開をめぐり対立が起きている。キリスト教団体が今年の照明塔点灯を許可するよう申請したところ自治体と地域住民が反発している。対北朝鮮人権団体と民間人統制線周辺地域住民の間で北朝鮮へのビラ散布をめぐり起きていた南南対立が愛妓峰の照明塔に移った局面だ。
愛妓峰の照明塔点灯を主導してきた民間宗教団体の韓国キリスト教軍宣教連合会は最近国防部に愛妓峰と統一展望台など前方地域3カ所に照明塔を設置し点灯式ができるようにしてほしいと要請した。連合会関係者は、「詳しい日程や計画などは話すことはできない。国防部の決定が下り次第点灯行事を進め、2年ぶりに高さ30メートルの照明塔を点灯する予定」と話した。金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に中断された愛妓峰の照明塔点灯は哨戒艦事件と延坪島(ヨンピョンド)事件が起きた2010年に再開された。北朝鮮に対する心理戦を強化するという対応戦略の一環だった。昨年は金正日総書記死去という例外的な状況を迎え、北朝鮮を刺激しないため点灯計画を撤回したが、今年はそうする必要はないというのが軍宣教連合会の立場だ。