【社説】今からでも大統領選挙らしい選挙を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.24 12:47
安哲秀(アン・チョルス)無所属候補が出馬を取りやめた。候補一本化の世論調査ルール交渉が越えられない壁にぶつかり、自分が辞退することを選択したのだ。これで投票を25日後に控え、野党の単一候補は文在寅(ムン・ジェイン)民主党候補に決まった。すべての過程が他の国では見られない非正常的だ。しかし候補一本化の“霧’が消えたのは幸いだ。時間はあまり残っていないが、大統領選挙は朴槿恵(パク・クネ)候補-文在寅候補の政策対決に進めるようになった。
安哲秀候補の辞退は混乱と非常識のクライマックスだ。昨年秋のソウル市長出馬放棄以来、安候補はおよそ1年間、大統領選出馬をめぐり不透明な動きを見せた。職業は大学教授だが、事実上、出馬に備えた政治活動を行った。安候補は政権交代を支持しながらも、民主党の党内選挙には参加しなかった。かといって速かに無所属出馬を宣言するわけでもなかった。韓国社会にはしばらく“安哲秀混乱”というミステリードラマが上映された。