【時視各角】日帝強制占領時代の「大権」の使用を禁止すべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.21 09:49
小説家の仇甫氏(注)が2012年11月、ソウル鍾路を歩いている。喫茶店、いやコーヒーショップに入った彼は、キオスクで買った新聞を読みながら眉をひそめた。「おかしな言葉だ」。彼はコートのポケットからスマートフォンを取り出してインターネットを見ている。「どうしてこんな…」。
仇甫氏の目を引いたのは「大権」という2文字だった。大権走者、大権候補、大権動向、大権構図、大権レース。仇甫氏は席を立って書店で法典を調べた。1987年に作られたという憲法のどこにも大権はない。仇甫氏は新聞社に電話をかけた。