【取材日記】不倫スキャンダルの捕虜になった韓国外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.19 11:05
ペトレアス前米中央情報局(CIA)局長の不倫スキャンダル発覚から10日ほど経過した。
韓国人としてこのドラマを見るのがますます苦痛になっている。スキャンダルの主人公の一人、ジル・ケリー氏(37)が韓国の「名誉領事(Honorary Consul)」という事実のためだ。「Honorary Consul 1JK」と書かれたナンバープレートを車に付け、「韓国との事業を望めばサポートできる」と誇示していたという話が出たところまではまだ耐えられた。しかしABC放送が致命打を放った。韓国と石炭ガス化事業を模索していたアダム・ビクター氏という会社代表のインタビューでだ。ケリー氏が韓国政府に依頼して40億ドルの契約を実現させるとして8000万ドルを要求したと、ビクター氏が暴露した。自ら「CIA局長が紹介して韓国名誉領事になった」と述べたケリー氏は「韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領ともつなぐ」と話したという。「通常ロビー活動費は100万ドルだが、常軌から外れている」としてビクター氏が拒否したことで、これは実現しなかった。