韓国水力原子力、原発部品納品会社の数も知らず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.07 10:00
韓国水力原子力の納品管理がどんぶり勘定だったことがわかった。部品メーカーがいくつあるのか集計すらしなかった。調達業務はさまざまな部署に分かれている上に総括監督者がいなかった。退職者が再就職した納品企業が大量の契約を獲得することもあった。8社の納品企業がこの10年間に品質検証書を偽造した部品を供給できたのもこのようなお粗末な管理網のためだったという指摘だ。
韓国水力原子力によると古里(コリ)、月城(ウォルソン)、霊光(ヨングァン)、蔚珍(ウルチン)の4カ所の原子力本部の23基の原子力発電所に部品を調達する業者は300社余りだ。通称「エージェンシー(代理人)」と呼ばれるこれら業者は、原子炉、タービン発電機、補助建物などに使われる部品を直接生産するのではない。一種の仲介商だ。メーカーと契約を結び韓国水力原子力に部品を販売する方式だ。韓国水力原子力のペク・フン技術役は、「100万個を超える部品をわれわれが直接購入するのは不可能だ。エージェンシーが1カ所でさまざまなメーカーから部品を受け取り各発電所に納品する構造だ」と話した。今回偽造検証書を使った8社もこうしたエージェンシーだった。