【グローバルアイ】韓国は「失われた20年」に耐えられるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.06 09:05
日本フジテレビの「ほこ×たて」という番組をよく見る。この番組を見ると、日本の中小企業の力を感じる。例えばこうだ。「どんな金属にも穴を開けられるドリル」というドリル会社と「絶対に穴の開かない金属」という金属会社が真剣勝負を繰り広げる。負けた方は数カ月後、改良された技術で挑戦状を投じる。小さいが強い企業のプライドがかかる。
日本経済はよく「失われた20年」といわれる。20年間の年平均経済成長率は1.2%。低成長どころか、無成長に近い。さらにデフレと円高にさまよう。
しかし逆に考えてみよう。こうした状況の日本経済がなぜ20年も崩れずに持ちこたえているのだろうか。中は膿んでも経済現場はまだ問題なく見えるということだ。答えは簡単だ。活力は失ったが、底力は生きているのだ。そしてそれを支えているのが中小企業だ。大企業が揺れても中小企業が後押しする構造だ。