ロシア、 韓日に「スケトウダラのクオータ中断」警告(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.19 18:11
スケトウダラの幼魚を食べる食習慣も影響した。 2010年には「スケトウダラ懸賞金」までかけて復元を推進したが失敗した。 その空白はロシア産が埋めた。 昨年、韓国漁船がロシアで漁獲したスケトウダラは4万8796トン。 ほとんどがロシア産だ。 カニカマはロシアで漁獲したスケトウダラではなく、加工用輸入スケトウダラを主に使う。
幸いなのは、最近、スケトウダラの価格が下落傾向にある点だ。 ロシア産スケトウダラの相当数は中国・韓国で手入れして欧州に再輸出するが、欧州景気の沈滞でこの需要が大きく減っている。 18日の冷凍スケトウダラの消費者価格は1906ウォン(約140円)と、前年に比べて23.5%低い。
とはいえロシアの警告を無視することはできない。 クオータがいったん減ると、次に増やすのが難しいからだ。 需要に関係なくクオータは一定水準以上で維持しなければならないということだ。