【中央時評】韓日関係が悪化すれば韓日米すべてに損失(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.26 15:11
米国の政策立案者は、独島(ドクト、日本名・竹島)と歴史問題で高まる韓日間の緊張に大きな関心を見せ始めている。 米国ができることは何か。私は最近会った韓国の数人の官僚にこの問題を尋ねた。 東アジアの重要な両同盟国を分裂させている摩擦を、米国がどうすれば減らせるのかを知るためだった。 しかし話を聞いたところ、韓国政府に統一した対応策がないという印象を受けた。 ただ、一部の韓国人は、米国が日本に圧力を加え、独島問題について黙らせるべきだと主張した。
日本の官僚と政治家にも会った。 独島問題に対してもう少し柔軟な対応をするのはどうかと提案したところ、反応は一致していた。 独島は日本の領土という主張は決してあきらめられず、これは日本政府の確固たる立場だと伝えた。 しかし重要な民主主義の隣国との関係を深刻に傷つけるほど強く領有権を追求することはないという立場だった。
一つ目は、天皇と関連した懸案だ。 東京で会ったすべての人は、李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領の突然の独島訪問に怒りを表した。 特に天皇に関する李大統領の発言内容には不快感を隠さなかった。 理念を越え、ほとんどすべての政治家・官僚・メディア関係者がこれについては考えが一致していた。 また日本人はなぜ韓国だけが天皇を日王と呼ぶのかと不満を表した(中国も天皇と表記する)。