「韓国レーダー網で米MDに寄与も」…韓米が論議中
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.26 10:44
米国防総省のヒックス筆頭副次官(政策担当)は24日午後(現地時間)、「米国が推進するミサイル防衛(MD)システムに韓国がどう寄与できるかについて(韓国政府と)対話している」と述べた。ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた「米国のアジア・太平洋前進配置」というテーマのセミナーでだ。米国政府の関係者が韓国が米国のMDに寄与する案をめぐり、両国間の議論が進行中という事実を公開的に言及したのは初めて。特に、ヒックス筆頭副次官は「韓国がMDに寄与できる案はいくつかある」とし「ミサイル使用など積極的に参加ではなくとも、レーダー網を通じて寄与できる」と主張した。
「レーダー網による寄与」に関連し、外交消息筋は「米国が東欧MDを建設しながら、ポーランドにミサイル迎撃基地、チェコにはレーダー基地の設置を推進したことがある」とし「韓国がレーダー基地を提供すれば、事実上、米国のMD体系に編入されるということで、論議を呼ぶ可能性がある」と主張した。別の外交消息筋は「米国は水面下の議論の過程で、韓国側が要求してきたミサイル射程距離の延長を認める代わりに、米国が推進するMDに協力する案をずっと提示してきた」とし「いかなる形態であれ、韓国のMD寄与は中国など周辺国の反発を招く」と述べた。