【コラム】紅白歌合戦とK-POP
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.21 10:17
今週、韓国インターネットでは日本のNHKが今年年末の音楽番組「放送紅白歌合戦(以下、紅白)に韓国歌手を出場させないという方針を立てたことが報じられた。独島(ドクト、日本名竹島)問題などに対する日本人の反感が理由だ。だが、報道で引用した夕刊フジの記事を詳しく読んでみるとNHKの立場はまだ明らかになっていない。「李明博(イ・ミョンバク)大統領が天皇に謝罪を要求した発言の影響が大きい。(韓国では)『独島は韓国のもの』と声を高めて言うバカな韓流タレントが多い」と話して問題になった人は匿名プロダクション幹部だ。冷え込んだ韓日関係を利用した“フィッシング記事”と言ってもいい。
しかしこのような推測が出てきたという事実だけでも、現在の韓日関係がどれほど良くないのかを実感することができる。60年以上の歴史を持つ紅白はその一年間、日本人に愛された歌手が総出動する象徴的な舞台だ。2002年「K-POP韓流1号」BoA(ボア)の出場以来、約10年間ほとんど毎年韓国歌手が出演した。2010年出演者リストにK-POP歌手が外されるとすぐにファンの激しい抗議が続き、昨年は東方神起とKARA(カラ)、少女時代までなんと3チームが招待された。