“エネルギー資源貧国”韓国 「シェールガス輸入比率を全体の20%に増やす」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.07 17:03
趙石(チョ・ソク)知識経済部第2次官は先月30日、米テキサス州の「イーグルフォード」鉱区を訪れた。 世界エネルギー市場の‘黄金の卵’に浮上している「シェールガス」採取現場を視察するためだった。 趙次官は「イーグルフォードでは約80社が採取競争をしていた」とし「高さ50メートルのボーリング機械が轟音を立てながら休む間もなく穴を掘り、ガスを採取していた」と当時の状況を説明した。 趙次官は「エネルギー市場の地図が変わっていることを実感した」とし「従来のガスより30%安いシェールガスはエネルギー資源貧国の韓国にとって意味のある資源」と述べた。 各国に埋まっているシェールガスの埋蔵量は1500億トンで、世界の人々が60年間使用可能な量だ。知識経済部は6日、シェールガス市場に本格進出することにし、「総合対応戦略」を発表した。 輸入し、開発し、資源確保まで網羅した対策だ。
まずは輸入。 米国・カナダ産のシェールガスを2017年から導入する。 2020年までにはシェールガスがガス輸入全体に占める比率を20%に(年800万トン)増やす計画だ。 シェールガスの米国国内の価格は1MMBtu(約25万キロカロリーの熱量を出すガス量)当たり2ドル台。 液化・輸送費用などを含めても輸入費用は11ドル程度だ。 15ドルで輸入される天然ガスに比べてかなり安い。