【社説】安哲秀脅迫論議、韓国大統領選挙が幼稚になる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.07 11:13
稚拙な事件が起きた。有力な大統領候補である安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長がセヌリ党から出馬放棄を勧める脅迫を受けたという主張だ。安教授の事実上のスポークスマン兼ネガティブ検証対応を担当している琴泰燮(クム・テソブ)弁護士が今月4日朝、直接電話を受けたと緊急記者会見までした。
琴弁護士の主張によると問題は非常に深刻だ。電話で「脅迫」したというのはセヌリ党朴槿恵(パク・クンヘ)候補大統領選挙企画団の鄭濬吉(チョン・ジュンギル)公報委員だ。最も有力な候補の検証担当参謀が最大ライバルになる出馬予定者の非理を持ち出したわけだ。内容も低レベルだ。 賄賂と女性問題だ。内容が具体的という点も驚くことだ。賄賂の場合、情況と時期、相手の姓まで出てきた。女性問題では相手という女性の一部経歴まで言及された。
このような内容が事実なら安教授は大統領選挙出馬はさておき、ソウル大学大学院長職からも退かなければならないほどだ。ところで琴弁護士が安教授に確認した結果「全く事実ではない」という。事実ではない場合、鄭濬吉の電話はあり得ない政治的脅迫だ。