【噴水台】学生10人に4人が学校をやめようかと悩む重病の韓国教育
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.05 18:10
もし神が私に時間を戻す機会を与えると言えば、私は何と答えるだろうか。「その気持ちだけ有難くいただきます」と丁寧に断るだろうか。 過去に戻る? 考えるだけでぞっとする。幸せだった記憶よりも、悩んで挫折し、さまよった記憶がはるかに多い。昔に戻れば今度はうまくやれる自信? ない。特に10代の青少年期には絶対に戻りたくはない。今より少し前に生まれたことが、まだどれほど幸いなことか。
現在のようなら間違いなく私は志望大学に行けなかっただろう。「SKY(ソウル大・高麗大・延世大)」はもちろん、「イン・ソウル(ソウルの大学)」も難しかったはずだ。その途方もない学習量と勉強ストレスに耐えられる自信は全くない。幼い頃から学校生活記録簿を管理し、ボランティア活動の点数を積み重ね、受賞の実績を作り、先行学習をしながら本もたくさん読まなければならないのだから、私の能力のはるかに越えている。さらに校内暴力やいじめなども注意しなければならない。もっと決定的なのは親の能力だ。今はむしろ感謝しているが、私の親は私がどの大学のどの学科に行っているのかも知らなかった。「自分で考えて頑張れ」。この一言だけだった。
最近は祖父のの財力や母の情報力でもだめだという。大学入試が人間の能力を超越するほど複雑になったからだ。203大学が発表した今年の随時募集入試をすべて合わせると3189種類という。学生と保護者はもちろん、進学担当教師さえもこれをすべて把握するのは不可能だ。さまざまな方法で学生を選抜するという趣旨はよいが、誰のための多様化かという質問が出てくるしかない。