最先端海難救助船「統営」 韓国国内技術で製作
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.05 10:02
韓国海軍が国内の技術で初めて製作された最先端海難救助船(ATS-II:Salvage and Rescue ship、3500トン級)を保有することになった。海軍は4日、巨済島(コジェド)大宇(デウ)海洋造船玉浦(オクポ)造船所で進水式を行い、「統営(トンヨン)」と命名した。
韓国海軍は1996年に米海軍の海難救助船2隻(「平沢」「光陽」)を300億ウォンで引き受けて今まで使用している。2隻とも70年代初めに英国で建造され、米軍が使用した後に退役したものを買い取った老朽船舶だ。
このため2010年3月26日の韓国哨戒艦「天安」爆沈事件当時、鎮海(チンヘ)海軍基地から現場まで移動するのに2日以上もかかった。ソナーなど水中探知装備がなく、船体の捜索には漁船の魚群探知機を動員しなければならなかった。特に潜水士のための減圧装置が不十分で、船体捜索作業に投入された海軍海難救助隊(SSU)のハン・ジュホ准尉が殉職するという事件も経験した。