1兆3000億ウォンの韓国のイージス艦「西エ柳成龍」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.31 09:41
イージス艦艦長は海軍大佐が務める。海軍は米国などでイージス戦闘体系に関する研修を受けた人に限り、イージス艦の艦長に任命してきた。艦艇建造費用と搭載した武器を合わせた建造費は1兆3000億ウォン(約900億円)にのぼる。年間国防予算の約4%に相当し、企業価値と比較すると安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長が創立したアンラボの時価総額より1000億ウォンほど高い。韓国海軍の主力である忠武公李舜臣艦級(4800トン)駆逐艦の建造費は約5000億ウォン。一般駆逐艦の建造には武器費用を含め、1トン当たり平均1億ウォンほど必要だが、イージス艦は高価先端装備のため2倍ほどかかる。
イージスの語源はギリシャ神話のゼウスの盾に由来する。1969年に米国海軍が新型ミサイル開発に着手しながら初めて使用して以来、立体的な攻守戦闘体系を搭載した戦闘艦をイージス艦と呼び始めた。日本は現在6隻のイージス駆逐艦を保有し、2隻を追加で建造中だ。このため最近、軍内外では計6-8隻のイージス艦を確保し、戦略機動艦隊を保有するべきだという主張も出ている。国会は昨年、防衛事業庁を通じて海軍力強化事業に関する研究を発注し、最近、離於島(イオド)と独島(ドクト、日本名・竹島)戦団をつくるべきだという結果の報告を受けて対策を準備中だ。