【コラム】韓日問題、歴史の教訓で解こう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.29 16:07
米国で東アジアを専攻する人なら韓国と日本の歴史問題に関心を持つしかない。 もちろん独島(ドクト、日本名・竹島)と従軍慰安婦をめぐる摩擦を感情的な問題と考える人もいる。 しかしこれは非常に深刻な問題だ。 私が最初の研究課題として韓日関係を引き受けて以来20年間、これを勉強しながら得た教訓を紹介する。
1つ目、韓日間の歴史的な怨恨は決して消えないという点だ。 歴史問題は本質的に解決が不可能だ。 ドイツが歴史的な問題の解決に成功したという人もいるだろう。 ある程度は事実だが、欧州人にドイツをどう思うかと尋ねると話は変わるだろう。 欧州人は依然としてドイツに対する不信感の溝が深い。 韓日間には外交協定(例えば1965年韓日国交正常化協定など)やその他の合意による一時的な解決策があっただけで、根本的な憤怒や敵がい心は全く消えていない。 分析家や政策立案者は、歴史的な怨恨がソウル-東京の関係の土台にあるという現実を認めなければならない。