風速歴代5位の台風15号、強風被害が大きかった…韓国人10人が死亡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.29 09:45
台風15号は韓半島の各地に傷跡を残し28日午後4時ごろに北朝鮮の甕津(オンジン)半島に上陸した。台風15号はこの日午前6時16分に全羅南道莞島(チョンラナムド・ワンド)で風速51.8メートルの瞬間最大風速を記録し、2003年の台風14号の風速60メートルなどに次ぎ歴代5位の威力を見せた。
被害は全羅道と忠清道(チュンチョンド)地域に集中した。強風に巻きこまれるなどして10人が死亡し、中国人船員15人が死亡または行方不明となった。全羅南道莞島(ワンド)のアワビ養殖場10カ所では施設が壊され莫大な財産被害が発生した。だが、台風が西海(ソヘ、黄海)海上に北上したためソウルなど内陸部では予想より被害は小さかった。気象庁のチャン・ヒョンシク通報官は、「台風15号の影響圏からは抜けたが台風14号が西海に向かい北上中のため徹底した備えが必要だ」と話した。