【社説】1千億ウォンかけた対潜ミサイルの予定された失敗=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.27 11:02
1000億ウォンを超える資金を投じて開発した対潜水艦ミサイル「ホンサンオ」を防衛事業庁がたった4発撃っただけで合格判定を下したことがわかった。先月海軍が実戦配置後に初めて実施した試験発射でホンサンオが目標に当てることができず流失したのは「予定された失敗」だったと言っても過言ではない。国産先端兵器の拙速開発の現状を示すもうひとつの事例だ。
ホンサンオはイージス艦と韓国型駆逐艦など海軍の核心戦力に搭載する目的で2000年から防衛事業庁が心血を注いで開発した先端兵器だ。2009年に防衛事業庁はホンサンオの運用試験評価で4発中3発が命中すると戦闘型適合判定を下した。その後量産に入り2010年から50発余りが実戦配置された。1発で18億ウォンに達するほど高価なため評価発射を4発しかできず、75%以上の命中率なら合格させることになっている試験評価基準に従ったものというのが防衛事業庁の説明だ。