ワタナベ夫人の帰還…日本円、4年連続‘サマーラリー’(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.21 14:41
米国と欧州で追加の量的緩和の話が出ているのも円高要因だ。 ドルとユーロの供給が増えれば、相対的に日本円が値上がりする。 韓国金融研究院のパク・ソンウク研究委員は「最近、先進国の金利が、超低金利だった日本とほとんど変わらない水準まで下がっている」とし「海外に投資する必要性を感じない状況」と指摘した。 サムスン経済研究所の鄭永植(チョン・ヨンシク)首席研究員は「金利が低い日本で資金を借りて先進国の高い金利に投資したキャリートレードもほぼ清算される雰囲気」と説明した。
低成長と国家負債など日本経済の全般的な問題にもかかわらず、日本円が安全資産の地位を維持しているのは、民間が蓄積した資金力のためだ。 現代経済研究院のイ・ブヒョン研究委員は「逆説的に東日本大震災による復旧需要などで内需市場に少しずつ明かりが見えてきている」とし「国際金融市場は『厳しいが日本経済は欧州のように突然消えたりはしない』という信頼がある」と述べた。