感情の罠に閉じ込められた韓日関係(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.16 08:40
これだけなれば両国関係はほとんど最悪だ。根本要因は過去の問題だ。日本はまだ誠意ある解決意志を見せていないというのが韓国政府の認識だ。領土問題も日本が先に起こした。今年1月24日、玄葉光一郎外相は議会で独島に対して「受け入れることができないことは受け入れられないと韓国に伝える」と話した。韓国政府はこれを「挑発」と受け取った。
両国の国内政治状況も良くない。政権支持度が大幅に下がった状態だ。これを挽回する突破口が必要だという点では両国が全く同じだ。特に日本では国力衰退により右傾化が明確になったというのが専門家たちの分析だ。両国とも理性よりは感情で反応する条件ができているわけだ。保坂祐二世宗(セジョン)大学教授は「両国が感情的接近より落ち着いてお互いに対しなければならない」と述べた。