サハリン残留韓国人の半数、日帝の第2次大戦中に虐殺された可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.15 15:29
日本が第2次世界大戦中にサハリンに居住していた韓国人を大量虐殺した可能性が記された旧ソ連(ロシア)政府の1940年代の報告書が初めて公開された。また日帝強占期にサハリンに強制動員された韓国人1万2000人の名簿と家族関係関連の記録も確保され、サハリン強制動員関連の補償請求の裏づけになる見込みだ。今回の記録は、これまで公開されていたサハリン残留韓国人の強制動員名簿の3、4倍の規模だ。
国家記録院は14日、ロシア・日本などで確保された解放前後のサハリン残留韓国人関連の貴重な資料を公開した。サハリン残留韓国人についてのソ連政府公文書、強制労役に動員された韓国人の作業姿が移っている写真、サハリン残留韓国人名簿などが含まれている。このなかで、ロシア・サハリンの国立文書保存所から入手した1945年のソ連政府の報告書の草案によると、第2次世界大戦前にはサハリン西北部の恵須取地区に1万229人の韓国人が暮していた。しかし戦後は5332人しか残らなかった。ソ連政府は報告書で、韓国人が減少した理由として避難や引揚げなどのほかに、日本による虐殺の可能性を見ている。