オリンピック（五輪）男子サッカー銅メダルをめぐり韓国と対戦することになった日本のメディアは「絶対に譲れない４４年ぶりのメダルの前で宿敵を迎えることになった」と強い警戒心を表した。日本サッカーは１９６８年メキシコ五輪の銅メダル以来４４年ぶりのメダル挑戦となる。

日本のテレビや新聞は韓国－ブラジルの準決勝を詳しく伝えながら、韓国の戦力を分析するのに熱を上げている。テレビ朝日の昼のニュースに出演した元日本代表の水沼貴史氏は「９７年から０１年まで日本プロリーグで活躍した洪明甫（ホン・ミョンボ）監督が日本チームを隅々まで把握している」とし「今回の五輪代表選手のうち８人がワールドカップ（Ｗ杯）代表選手であるほど韓国チームの戦力は歴代最強」と分析した。

サッカー解説者の松木安太郎氏は「アジアを代表するナンバーワン、ナンバーツーのチームが宿命の対決をすることになった」とし「韓国選手の中では攻守に優れた奇誠庸（キ・ソンヨン）選手を特に注意する必要がある」と述べた。そして最後に「２－０で日本が勝つ」と語った。日本メディアは特に、韓国チームが勝てば選手の兵役が免除されるという点を変数に挙げながら「韓国選手に力が入るだろう」と予想した。

韓国サッカー専門家は慎重に韓国の勝利を予想している。ハン・ジュンヒＫＢＳ（韓国放送公社）解説委員は「日本はプレスをかけてボールを奪うので、序盤に体力がかなり消耗する」と弱点を指摘し、「選手が序盤にボールをしっかり守れば十分に勝てる」と分析した。