【時視各角】金メダルの中国、電気拷問の中国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.06 10:57
21世紀、中国はオリンピック(五輪)を通じて世界に出始めた。シナリオのように一回に一段ずつ上った。1996年アトランタ五輪当時まで中国は4位だった。米国、ロシア、ドイツの次だった。2000年シドニー五輪ではドイツを抜いて3位になった。4年後のアテネではロシアも追い越した。金メダル32個で中国は米国(36個)までも脅かした。そして2008年。中国は世界を北京に呼び込んだ。五輪は中国の華やかなチャンピオン即位式だった。金メダルがなんと51個。米国(36個)と世界は驚きの中でクマのカンフーを見た。
北京五輪は中国の崛起を金メダルで認証する記念碑的な事件だった。中国は米国とともに世界の双頭馬車になり、いつかは中国が先頭に立つという宣言だった。五輪の5年前、胡錦濤主席は世界に和平崛起を明言していた。世界を脅かすのではなく平和的に成長するということだった。金メダルが平和の象徴なら、中国は5年で崛起の約束を守ったのだ。
4年前に世界に吹いた崛起の風がいまロンドンにも吹いている。中国は総合1位に向かって米国と激しく競争している。ロンドンでは一日に何度も中国の国歌「義勇軍行進曲」が響いている。水泳もフェンシングも中国は大活躍している。13億人の呼吸がロンドンを熱くしている。