「金正恩が39号室を廃止、経済改革で軍を排除」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.03 14:14
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が「今後、経済改革は党が主導し、軍部は外貨稼ぎなどに関与するな」と指示し、こうした方針が中国にも非公式的に伝えられたと、日本経済新聞が2日、北京発で報じた。 同紙は、金正恩がこのための核心的な措置として、軍が事実上管理してきた朝鮮労働党の外貨獲得機関「39号室」の廃止を指示した、と伝えた。
また朝中関係の消息筋を引用し、「金正恩が中長期的な経済改革を推進するため、今年後半に内閣と党を含む大規模な人事を断行する」とし「金正日(キム・ジョンイル)時代の最高意思決定機構だった国防委を事実上廃止する意向も金正恩が持っている」と報じた。
39号室は麻薬取引、偽札製造、資源開発などで北朝鮮の外貨稼ぎを総括してきた。 金正日は39号室、または個人金庫の役割をしてきた38号室の資金を活用し、党と軍幹部に各種ぜいたく品を提供していた。 忠誠心を高めるための道具だった。