現金だけで215兆円、日本企業の海外M&Aブーム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.24 09:38
日本企業の企業狩りの本能が息を吹き返している。英国フィナンシャルタイムズは23日、「内需市場の沈滞で経済成長のモメンタムを失った日本企業がこのところ海外買収合併(M&A)に成長の突破口を設けている」と報道した。同紙は「バブル絶頂期の1980年代後半に日本が見せた海外M&A熱風がよみがえるようだ」と評価した。
同紙によると日本企業の海外M&Aを刺激したのは韓国や中国企業を相手に行っている激しい生存競争だ。韓国企業がすぐ下まで追いついてきた中、サムスン電子など一部でリードされる事例が出てきており、中国企業まで追撃の隊列に合流していることから突破口として海外M&Aに視線を転じているという説明だ。日本の内需もかんばしくなく、企業の成長を妨げている。また、昨年3月の大震災と津波の発生で生産施設が破壊され、電力難が厳しくなった点もまた海外M&Aを刺激する要因だ。