韓国、ウラン濃縮処理のため「外国に年6000億ウォン」 なぜ?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.23 14:03
大田(テジョン)大徳(デドク)研究団地内の韓国原子力研究院では、原発の悩みである使用済み核燃料を再利用するための乾式処理技術「パイロプロセシング」を研究している。しかし研究用材料は本物の使用済み核燃料ではなく模擬核燃料を使用している。研究結果が出ても実用化には限界がある。
韓国は外国の鉱山から購入したウランを、米国やフランスなど外国に濃縮を委託した後に持ち込まなければならない。濃縮施設を建設することも、研究することもできないからだ。韓国は21基の原発を保有し、世界5位の原発強国(設備容量基準)となったが、これが現状だ。外国と締結した協定のうち代表的な不平等協定である韓米原子力協定(1972年)が原発発展の足かせとなっている。